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沖縄本島一周サバイバルラン2015 回想記⑥

ここから、夜明けまでの8時間は睡魔との闘いだった。
あと少しでゴールだという気のゆるみが
今まで緊張の名のもとに息を潜めていた睡魔の活動を
増長させる。〇〇打破なるものを飲む。
その1時間後にはまた睡魔にやられそうになる。
もはや、このモルヒネも効かない体になっていた。

膝の状態は比較的いい。
でも足裏の痛みが劇的にやばい。
体中の血という血がくるぶしから下に
全部集まってきているのじゃないかと思えるぐらいに
足先がぱんぱんに膨れ上がっているのが分かる。
1, 2時間走っては、5~10分横になって足を上にあげて
血を戻す。これを繰り返さなければもう走ることは
できなくなっていた。でも、逆に言えば、これさえ
やり続けていれば走り続けることができるというのは
不幸中の幸いだ。

相当強い風が吹き荒れてたので、
休む場所を探すのも一苦労かと思われたが、
こういうときに頼りになるのが、
そう、バス停だ。

走っては休み、足を上げる。
このリズムで、20km先の平和記念公園を目指す。
この辺はまたアップダウンが続く。
おまけにコンビニがなくなった。

また、一人サポーターが巡回にきてくれた。
少し先に車を停めて、200mほど伴走してくれる。
ここから10km先にコンビニがあるから
とりあえずそこまでがんばって、などと
情報をくれながら、ひたすら励ましてくれる。

そろそろ日付も変わって、リミットの
22日(月)になっていた。
こんな時間に、こんなところまで来てくれるなんて。
ほんと涙が止まらない。
どうにかしてでもこの足は動かし続けなくては。

一人で走る時間が圧倒的に長くても、
決して一人ぼっちじゃないことを感じた。
その安心感が、何度もリタイアという絶望の淵から
僕を救い出してくれた。

もうダメだって思ったことは、数知れない。
あらゆるところが痛いし、眠いし、
止めてしまう理由を見つけるのはどんなに簡単なことか。

どうにかして続ける理由を見出そうとしたときに、
真っ先に浮かんでくるのが、今まで応援してくれた
サポーターの皆さんの存在だ。

ありがとうを言うたびに、

お礼はゴールするまで言わなくていい。

そう言われ続けてきた。
もし、途中でやめてしまっては、
お礼を言うチャンスを永遠に逸してしまうことになってしまう。

さすがの僕もそんな失礼なことはしたくない。

だから、より一層ゴールへの執念が強くなっていった。

続く
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  1. 2015/11/26(木) 15:07:49|
  2. 歌うアスリート

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