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音楽CATSUどう?

CATSUのブログです。暇つぶしのお役に立てれば・・・。ライブ情報なんかもこちらから発信しますので、たまにチェックを

僕にとっての文化の日

あれは大学二年の時の11月3日だった。

僕は寮のとなりのとなりの部屋に住んでいた
フランス人の友達と、いつもどおり酒を飲んでいた。

ひとついつもと違ったことは、
その日は僕の誕生日の前日であったということだった。

僕は幼いころから
11月3日=休日=僕の誕生日を祝うため、
と信じて生きてきた。

その想いはいまでも変わっていはいないが、
文化の日、と、世間でいわれていることに
別に腹を立てるつもりはない。


当然か・・・。


そんな文化の日の夜に、酒を飲んでいた僕に
兄から一本の電話が入った。


兄“かつ…、ばあちゃん死んだぞ…”

僕“…。”


それまでのお祝いムードから一転、その場の空気が
一瞬にして凍りついたのは言うまでもない。

僕は、感情のままにただ泣いていればよかった。
困ったのは、一緒にいたフランス人の友達の方だ。

これは後日知ったことだが、ほかの友達と
サプライズパーティーを企画してくれていたのだ。

僕がそれどころではない、というのを察した彼は
おそらく泣いていた僕の目を盗んで、みんなに
計画の中止を伝えてくれたのだと思う。

サプライズするはずだった側が、逆にとんだ
サプライズを食う羽目になった・・・。

なんともサプライズな出来事だった。


次の日、つまり誕生日当日、僕は羽田空港から
宮崎へと向かった。祖母の亡骸と対面するために。



結果から先に言うと、僕の21回目の誕生日は
とても楽しい誕生日だったといえる。

実に15年ぶりに親戚たちが一堂に会し、
お酒を飲み交わしながら、笑顔で祖母を
送り出したからだ。

90歳まで生きた祖母。
いつも元気で、プラス思考だった祖母。
その旅立ちに悲しみの涙は似合わなかった。
一同盛大に、セレモニーホールの冷蔵庫の
ビールがすっからかんになるまで、
夜を徹して祖母との最後の夜に花を添えた。

祖母にふさわしいお通夜だった。


それから毎年、文化の日、つまり
僕の誕生日イヴは、祖母を偲ぶ日となっている。
いくら物忘れがひどい僕だとはいえ、
この日を忘れることは生涯なさそうである。

またひとつ歳を重ねる前の日に、
祖母への想いを馳せる。
感謝の気持ちを胸に、新しい一年を迎える。
そして、今年もがんばらなきゃな、と。


これが僕にとっての文化の日です。


catsu


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  1. 2007/11/03(土) 00:50:54|
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