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音楽CATSUどう?

CATSUのブログです。暇つぶしのお役に立てれば・・・。ライブ情報なんかもこちらから発信しますので、たまにチェックを

第4回沖縄サバイバルラン回想記~⑤~(辺野古250km~海中道路入り口293kmまで)

異常を感じたのは左膝だった。見ると、内側が少し腫れている。自重してたつもりだったが、やんばるの下りのダメージがかなり蓄積されていたようだ。だいぶ走って来たとは言っても、ここからまだ150kmある。この痛みを抱えたまま走り切る、もしくは歩き切るのは容易でないことは明らかだった。3年前の初サバイバルで膝の外側を痛めて苦しんだことを思いだした。この先の更なる苦行を想像した途端、なんとも言えない吐き気に襲われた。せっかくエイドで補給できるのに、内臓が受け付けなくなった。今日学校で手テストがあるって思った途端に、お腹が痛くなって学校にいけなくなる子供と同じような症状だ。エイドのK良さんの勧めで、鎮痛剤を服用してみた。そして道中の御守りにと2錠余計にいただき、不安だらけのなか、9時15分過ぎ、辺野古エイドを出発した。
出発したはいいものの、左膝が気になってまともに走れない。精神的なダメージも大きい。追い打ちをかけるように、弱った僕を待ち構えていたかのように、猛烈な睡魔が襲ってくる。このまま走れなくなるんじゃないか。残り150km歩きとおせるだけの気力はあるだろうか。もうここで大事をとってリタイアしたらいいんじゃないか。いや、関門にひっかかるまでは悪あがきを続けるべきなんじゃないか・・・。いろんな思いが錯綜する。それらも睡魔の前ではほぼ無力となる。とりあえず寝たい。寝て気力が戻れば、また闘えるかもしれない。一縷の望みを託して、道路わきの直売所のような所の物陰で横になる。アラームはセットしなかった。このまま朝まで寝ちゃってもいい。とにかくいったん気持ちをリセットするつもりで目をつぶった。どれぐらいの時間が流れたのだろうかと思って時計をみたら、10時半を少し回ったところだった。1時間ぐらいの睡眠だったが、意識は完全に戻った。鎮痛剤が効いたのか、左膝の痛みも気にならない。腫れも少しひいているようにも思えた。走れるうちに走って進んでおくしかない。宜野座の新道の方に少し進んだところで、前を走っていたT水さんに追いついた。寝てる間に抜かれたらしい。かなりつらそうな様子だった。やはり相当な睡魔と疲労で、なかなか進まずに手こずっているようだ。ここまで来たら、みんな相当ボロボロになるのだろう。抜きつ抜かれつを繰り返しながら、先を目指す。T水さんを見習って、横にはならず、腰を下ろした姿勢での仮眠を試みてみることにした。この姿勢の方が、意識が落ちやすいということが分かった。横になるよりは、体が丸まっていた方が、寒さも気にならないで、眠りに集中しやすいようだ。もう一つT水さんに伝授していただいたのは、膝の上にのっける顔を、進行方向に向けておくことだ。こうすることで、起きた時に、間違って逆走してしまうことを防げるというのだ。かなり上級テクニックではあると思うが試してみる価値はある。金武の町を抜けると海岸線にでる。辺野古のローソンからここまでが確か約17km。左折ポイントの赤崎1丁目の交差点までの約9kmが長く感じる。そこから次の左折ポイントの東恩納(南)の交差点までは3kmしかないのに、長い長い上り坂のせいで、全然辿りつかない。今回は無駄に気合を入れて、この長い上り坂を走りとおしてみた。つい勢いで無駄な努力をしてしまった。海中道路まで残り14km。時刻はちょうど午前3時だった。途中でさらに何回か座り込み睡眠を繰り返し、CP3の海中道路入り口(293km)に到着したのは午前5時47分だった。やはり昨年より、ちょうど1時間ぐらい早い。

つづく

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これを、へのこ、と読んでしまった僕がどうやらまだ沖サバ後遺症が完治していないようです。


今夜はウナカンツォーネに出演します。
19時30分~、四谷三丁目です。
共演は服部まりさん、劉玉瑛さん、がんこさん、そして登嶋裕子さんのピアノでお届けします。

お待ちしております。

CATSU

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  1. 2018/12/19(水) 11:08:52|
  2. 歌うアスリート