FC2ブログ

音楽CATSUどう?

CATSUのブログです。暇つぶしのお役に立てれば・・・。ライブ情報なんかもこちらから発信しますので、たまにチェックを

第4回沖縄サバイバルラン400km 回想記⑨

2017年ももうあとわずかです。
それではサバイバルの完走記の続きを。



2kmほど海岸に沿って平坦な道が続くが、それが終わると、一気に急な長い登りが始まる。一昨年、初めての時はここからの登りで1度リタイアを口にしかけた。昨年はG園長先生と、戦意喪失したNさんを回収したのもこの辺りだ。2回とも、もう完全に夜で、精神状態を反映して、まさにお先真っ暗なエリアだったが、今年は違った。まだ日没前で、微かというには明るすぎるほどの希望の光に満ち溢れていた。このまま辺野古まで淡々と行けるんじゃないか。かつて経験したことのない状況に、どこかでは用心しつつも、確実に心は躍っていた。でもこういったときこそ、思わぬ落とし穴が待ち構えていることは経験済みだ。はやる気持ちを抑えつつ、登りはしっかり歩き、平坦と下りを走る、そのリズムをしっかりキープすることを心掛けた。もう220km以上走ってきていることが嘘のように、走りのペースは軽やかだった。快調に気持ちよく走っている僕の背後に、突如、不穏な気配を感じた。いるはずもないが、熊か!?と思って振り向くと、猿だった。Sさんだった。追いつかれるはずないペースで走っていたと思っていたので、これにはかなりびっくりした。再び2人で、今度は辺野古を目指す旅が始まった。基本的には登っては下って、が交互にやってくるのだが。240km手前、カヌチャゴルフコースのアップダウンを終えると、久志の集落からは数キロの平坦なエリアが続く。国道331号線から国道329号線へと左折する直前の長い登りのトンネルに続く橋のたもとまで。比較的楽なエリアであるはずなのに、なぜか体が急に動かなくなった。睡魔も同時に襲ってくる。道端で足を上げて、Sさんと2人、5分ほど横になる。起きてからも遅々として、ペースは上がらなかったが、とにかく辺野古のローソンまでは何としても早くたどり着きたいという気持ちだけが膨らんでゆく。いま思えば軽いハンガーノックだったんじゃないかと。集落の出口あたりで、リタイア組有志による移動エイドに遭遇。パンとコーラを補給させてもらった。毎回思うが、リタイア後もこうしてランナーを支えてくれる存在はなんとも嬉しいものである。彼らの無念を晴らすためにも、やっぱり最後まで辿り着かなくてはいけないのだ。そうだ、がんばれ!走るエロス!久志の集落を抜けてからが、個人的には忍耐の区間だ。辺野古のローソンまで、近そうで遠い。まどろっこしい時間が過ぎていく。ようやく左前方に、二見バイパスのトンネルにつながる橋が見えてくる。トンネルを登り切って、4km。この4kmがとてつもなく長く感じる。元気なときなら知らぬ間に過ぎる距離だが、この時はそうとう精神的に弱っていたのだろう。辺野古のローソンで少し長めの休憩を取ることをSさんと相談して決めていたこともあり、待ち遠しくて待ち遠しくて仕方がなかったのも一因かと思われる。クリスマス前の小学生のような心境だった。このレース中、過度の期待は精神安定上あまり好ましくないと思った。なるべく平常心で、感情に流されないように淡々としているのが一番の策である気がした。区下り坂であることが唯一の救いだ。2,5kmほど行って、大きく右に曲がって1,5km。辺野古の基地の前は、昼であればにぎわっているんだろうけど、毎回夜なので、ひっそりとしている。もう1度長い登りを越えたらようやくローソンエイドCP、250km地点だ。22時少し前に到着した。


CATSU
スポンサーサイト



  1. 2017/12/29(金) 19:00:57|
  2. 歌うアスリート